S13 最終67位レート2106 一撃の型“水”ウーラオス軸

こんにちは。ケチャワチャと言います。今回は自身2度目のレート2100と最終2桁を達成できたので、久しぶりに構築記事を書きます。

(スコビィランはオーガポンの変わり)

 

 

    

TN violet 最終67位 最終レート2106
TN  スカーレット 最高レート2103 最終宇宙

 

1構築経緯
・レギュレーションEの分析
・S13の分析
・軸の組みはじめ

2個体紹介

3選出パターン

4最後に

 

1.構築経緯

 ・レギュレーションEの分析

 (*S12から1か月半くらい連続で同じ並びを使っていたので実際の時系列とは異なるかも)

 S10、S11と600戦以上やって最終4桁だった結果から、環境の根本的な理解度が足りないと思った。そのためS11の上位帯の構築記事を読み、自分なりに言語化したところ以下のことが分かった。

1.電磁波の対策
2.陰キャポケモン相手に選出パワーを落とさずに対策する
3.相手目線見えない勝ち筋を用意する
4.上位帯でカイリューサフゴの流行

 ・S13の分析

自身が潜っていて感じた大きなトレンドは

1.ランドカイナの流行

2.キュウコンランドの微増

3.零度パオの増加

だと感じた。

 

・軸の組みはじめ

まずはじめに

1.電磁波の対策
2.陰キャポケモン相手に選出パワーを落とさずに対策する
3.相手目線見えない勝ち筋を用意する

4.カイリューサフゴに強い

の4つをある程度満たせるポケモンを探し始めた。記事を見ていると身代わり残飯連撃の型水ウーラオスが1~3まで条件なら満たしていると思い使い始めた。しかし実際にレンタルを使ってみると、以下のことを感じた。


1.カイリューがきつくプレイングでテラスを切らせなくてはならない
2.ゴツメ水テラスサーフゴーがきつい
3.そもそも記事が出ている時点で見えない勝ち筋ではない

そのため変わりのポケモンを探していたところ、友人のスノーさん(@snowpokemon321)が使っていた毒テラス残飯身代わり残飯一撃ウーラオスが、刺さった時の破壊力がやばかったため注目した。しかし物理の積みアタッカーは、基本的に連撃ウーラオスがきついため解決策を考えていたところ、水テラスにすればある程度は解決できるのではないかと感じたため、一撃の型”水”ウーラオスをエースポケモンにすることを決めた。

次にウーラオスの積みの補助が欲しかったので、環境の上から動くことができるブエナハバタクカミを採用した。技構成はウーラオスよりも早いポケモンの足を削ぐ電磁波、確実に積むことができるようにする甘える、電磁波カイリューに抗うための挑発、通りが良いムーンフォースとした。

上記の2体を軸として次に補完ポケモンを探し始めた。

基本的に積んだウーラオスが吹き飛ばされないように3匹目に出したかったため、初手置き安定ポケモンが必要と感じた。

 

記事を見ていたところ両刀の弱点保険カイリューが色んなポケモンに打ち合えると感じたため採用を決定した。

技はアイアンヘッドしんそく、受けにきたヘイラッシャなどに物理うけに刺さるりゅうせいぐん、流行していたランドロスへの打点となる冷凍ビームとした。

カイリュー アイコン

またカイリューが出せない時の初手枠が欲しかった+タスキが余っていたので、対面性能が高いパオジアンを採用した。

技はアイススピナー、こおりのつぶて 、テツノカイナ、ウーラオスへの打点となり、キュウコンランド絡みを破壊するために剣の舞、サイコファングとした。

 

995パオジアン

 

ここまで受けループやヘイラッシャがきつく、ムンフォの一貫を切りたかったため剣の舞炎オーガポンを採用した。

 

 

この5体できついのがテラスが残っている後手で出てくるガチグマだった。対策を考えていたところ友人のふぁてさん(@fatefate72poke)から「知り合いがラキハピ入れればガチグマ出てこなくなったらしい」と言われたため実際に試したところ、選出されなくなったためハピナスの採用を決定した。

以上の経緯から6体が決まり最終日まで潜り続けた。

 

(要点をまとめると初手置き安定ポケモンで+ハバカミで、ある程度削る+起点を作ってからウーラオスで積んで全てを破壊する。)

 

2.個体紹介

 

一撃の型ウーラオス@水テラス

持ち物 残飯

193(140)-170(156)-123(20)-x-81(4)-155(188)

技:あんこくきょうだ/ドレインパンチ/ビルドアップ/身代わり

 

調整

・H:16n+1

・B:カイリューのスケショの一発の被ダメージが変わる値

・S:マヒしたブーストツツミ抜き

・A余り

 

解説

 この構築の絶対的エースであり、MVP。受けループ以外の構築ほぼすべてに選出しハバカミと組み合わせることで、あらゆる物理ポケモンを起点にした。環境的にスカーフ以外は、遅い連撃ウーラオスが多くハバカミの介護がなくても水テラスを切ることで、ビルドを積みながら大体殴りかつことができた。連撃ウーラオスとのビルドの積みあいでもテラスを切れば

ビルド2回→暗黒強打→暗黒強打orドレインパンチ
暗黒強打orドレインパンチ で大体勝てる。

ラス1こいつが積んで身代わりを残せば、2.5タテする展開がシーズン中何回もあった。身代わりはサーフゴーの電磁波だったりをすかすことができテラスを切ればゴルラ半減なのできてんにすることができた。またハバカミの電磁波と身代わりを組み合わせることによって無限の勝ち筋を作ることができたので、上振れも狙えた。

 

相手視点存在しない不意打ち択におびえて、素直に技をうてば勝てるところを補助技を選択し暗黒強打で死んでくことが何回かあり笑っていた。このウーラオスと当たった人がTwitterに画像を上げて微妙に話題になっていたが、ネタじゃなくて結構強かったのでみんなも使ってみてほしい。

 

以下にハバカミで起点が作れず素で環境の物理ポケモンと対面した場合の、立ち回りを記す。

 

対スケショカイリュー

ビルド→ドンチ→強打 でスケショの回数と急所にもよるが大体勝てる

 

連撃ウーラ

上記の説明文に書いたため省略

 

炎オーガ

ツタコン読みでテラスを切りながらビルドを2回積んでドンチ連打(相手が最速だときつい)

 

パオジアン

つららかせいけん読みでテラスきってドンチうつ。(電気テラスは無理だが減っていたため追い風だった)

 

参考にしたスノーさんの記事(彼の考えるポケモン面白いのが多い)

【SV S11最終211位R2051】 - snowpokemon’s blog (hatenablog.com)

 

ハバタクカミ@水テラス

持ち物 ブーストエナジー

137(52)-x-101(204)-x-81(4)-205(252)

技:ムーンフォース/挑発/でんじは/甘える

調整

HD:ガチグマのブラッドムーン+真空派耐え

B:できるだけたかく

S:上から電磁波をうつため最速

 

解説

 最強の電磁波撒きポケモンでありウーラオスの相棒。痛み分けがないため対面性能は落ちているが、対面でカイリューにノーマルか鋼テラスを切らせる、ウーラオスにつなぐということを2か月通して810回はした気がする。

後手で出てくるブエナ電磁波ハバカミに対してはシーズンを通してしっくりくる解決策が思い浮かばなかったので、電磁波をあてることでイーブンとしていた。零度パオが流行っていたが甘える電磁波を打つことによって、ウーラオスが上から動くことができ、身代わりを残したままビルドを積むことができたためありがたかった。

挑発はカバや電磁波カイリューなどの陰キャに対してめちゃくちゃ役にたった。特にカバに対しては挑発→甘えるを打ってわざとやられて、ウーラオスで身代わりを張ってイージーウィンを量産した。

テラスは適当に水にしていたが電磁波に強くするために電気良かったかもしれない。

 

カイリュー アイコン

 

カイリュー@鋼テラス

持ち物 弱点保険

191(196)-200(220)-125(76)-121(4)-122(12)-90(0)

技:アイアンヘッド/しんそく/冷凍ビーム/りゅうせいぐん

調整

HB:意地パオジアンのつらら+聖剣をテラス時確定耐え

      意地鉢巻水ラオスのアイススピナー確定耐え

      陽気炎オーガポンの棍棒+じゃれつく確定耐え

      陽気ガブリアスのスケショ4発確定耐え

HD:控えめアカツキガチグマのブラッドムーン+ハイパーボイス+しんくうはを97.17%耐え

 

 9世代の王。あらゆるポケモンと打ち合うことができたため、めっちょ初手置きした。冷凍ビームはランドカイナに少し負荷をかけられるように採用。カイナに対しても初手神速or冷凍ビーム→弱補発動からの流星群で倒すことができた。テラスをウーラに切りたい+カイリューのスケショも四発までなら耐えるため居座っていた。(死んだとしても相手がテラスを切ってくれることが大半だったため、ハバタクカミを出してウーラの起点を作りそのまま3タテという動きが何度もあった)

りゅうせいぐんはヘイラッシャなどの物理受けにも有効であったため受けループにも積極的に出していった

 

 

参考にしたルカリオ使いのせっきーさんの記事

【S11最終24位、レート2152】マジレス対面withルカリオ【ポケモンSV】 - せっきーのブログ (hatenablog.com)

 

995パオジアン

 

パオジアン@ゴーストテラス

持ち物 気合のタスキ

155-189(252)-100-x-85(4)-187(252)

技:アイススピナー/こおりのつぶて/剣の舞/サイコファング

調整

ASぶっぱ

 

解説

 第二の初手枠。最初は剣舞の枠をうっぷん晴らしにしていたが打つ機会がそれほどなかったため、ランドキュウコンを崩すために剣舞にした。キュウコン入りには初手有利対面で剣舞を積み、受けだししてきて壁を張ってきたキュウコンに、+2サイコファングを打つことで無傷で壁を張らさせずにイージーウィンを連発することができた。またテツノカイナにも剣舞からファングを打つことで負荷をかけられたため環境にマッチした技構成だと思う。

 アイススピナーは30%の上振れを狙うよりは10%の下振れをなくしたほうがと思ったため採用した。何回も打つと90%の技も外しまくるので、このおかげでストレスなく氷技を打つことができた。たしかに30%のひるみは強いが、「ここは最悪ひるませれば良い」と考えてしまい脳死でつららを打ってしまう人が多いと思うので僕は確実性のあるアイススピナーを推している。(つららを採用している人の気持ちはめっちゃ分かる)

 テラスはゴーストだがサイコファングの火力を挙げるためエスパーでもよかったかも。

 

 

炎オーガポン@炎テラス

161(44)-161(164)-105(4)-×-122(44)-178(252)

棍棒/ウッドハンマー/岩石封じ/つるぎの舞

 

調整

HD:エナジーカミのシャドーボール大体2耐え

S:最速

 

解説

 崩し枠兼第3の初手枠。主に受けループやハッサム、ディンルー、ドヒドイデ入りなどに初手にだしていた。ウッドハンマーの理由は命中安定で高火力なため(+3ウッドハンマードヒドイデがだいたい落ちる)受けループはカイリューと役割集中で崩していった。

 最速にしたことでミラーで勝つことが多かったためこれで正解だったと思う。

 

参考にしたもんぶりゃんさんの記事

【s11 最終7位 /レート2199】塩ポンサイクル偽装 - もんぶりゃんって言うらしいよ (hatenablog.com)

 

ハピナス@フェアリーテラス

持ち物 メンタルハーブ

330(0)-x-68(252)-95-187(252)-76(4)

冷凍ビーム/ステルスロック/うたう/卵産み

 

調整

特になし

 

解説

 構築のラストピースであり、影のMVP。いるだけでウーラオスの苦手な特殊ポケモンの選出を抑えることができた。受けループにしか選出していない。ステロ、うたうは受けループ相手に打ってアドバンテージを取ることができた。(うたうが当たるかで受けループに勝てるかどうかが決まる)持ち物とテラスと冷凍ビームは所説。ラッキーじゃないのはボックスにハピナスしかいなかったから。

 

3.選出パターン

・Big6系統(ディンルーいない)

カイリュー+ハバカミ+ウーラ

 

・Big6系統(ディンルー入り)

パオorオーガ+ハバカミ+ウーラ

 

キュウコン展開

パオ+カミ+ウーラ

剣舞ファングパオで役割破壊。

 

・ランドカイナ

カイリューorパオ+カミ+ウーラ

相手によっては結構きつい。基本的にテツノカイナにカイリューとウーラで役割集中して倒すイメージ。ランドカイナ眼鏡ハバカミはほぼ勝てない。

 

・受けループ

炎オーガポン+カイリューハピナス

 

4.最後に

レギュEが始まって最初は真面目に700戦やって4桁だったのでだいぶ落ち込んでましたが、最後の最後にある程度結果を残せてよかったです。

 

 

スペシャルサンクス

 

・BP集めを手伝ってくれたみなさん

 

・最終日切断バグを使わず正々堂々戦ってくれたみなさん

 

質問あれば@ngopokeまで。リプでもDMでもどちらでも